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それは雨の降りしきる街のとあるジャズ・バー…
彼を待っていたメンバーも、流石にこれ以上客を待たせるわけにはいかず、
ステージに上がり演奏を始める。
れいの刻むリズムに合わせ、エ●ケムはおもむろにピアノを弾き、
テ●ヲはウッドベースを奏でる。ありふれたピアノトリオ。
…誰一人演奏なんて聴いちゃいない。
みんな疲れてて、人のことまで気にしちゃいられないのだ。
目の前の温くなった酒を飲み干しては料理に文句をつけながらも口に運ぶ。
そんなささやかな癒しを誰にも邪魔されたくないだけなのだ。
メンバーもそれを承知している。
客の酒と食事を邪魔しないように演奏するのが今の俺たちの仕事。
それは分かっている、でも…
足りない。背筋をゾクゾクとさせる危うさが足りない。
ピアノやベースをかき消さないように弱く叩かれるドラム、
ボトムを支えることだけに徹したベース、
冒険せずにひたすらメロディをなぞるピアノでは、永遠にそれは得られない。
今はそれは必要でないと分かっていても物足りなさを感じてしまうのは、
演奏家という生き物の本能のように思われた…
「すいません、遅くなりました!」
突然現れた、ギターケースを抱えたずぶぬれの男が大声を出す。
雨の音、静かに奏でられるジャズのために、声は余計に違和感を持って店内に響いた。
ギターの男は、客の白い目にもお構いなしに、ボリュームも下げずにアンプにシールドを挿す。
「ジー…ブブッ!」
そして音の確認に短く二度、三度、曲と関係のないコードを弾く。
さぁ、ここからはいつも通りだ。
エ●ケムの指は彼がこの世で最も愛する楽器であるローズピアノを、
テ●ヲは彼が学生時代から愛用しているエレクトリックベースを構える。
「ワン、トゥー、スリー、フォー!」
ドラムのカウントと同時にまたもkobbyが素っ頓狂な声を上げた次の瞬間、
この日初めてれいはシンバルを振りぬいた。
それに呼応するようにテ●ヲは突っ込み気味のランニングベースを奏で、
エ●ケムはローズの鍵盤から歪んだ音を文字通り叩き出す。
その場に居合わせた全員の背筋に電気が走る。
ステージの上の4人はそれを指先から放ち、さらに刺激的な音を搾り出す。
客は思い思いの声を上げたり、口笛を吹いたり、机を叩いたり足を鳴らしたりする。
その瞬間は、誰もが過去の後悔も将来の不安も全部忘れて、
今繰り広げられている刺激的な音のやり取りに酔いしれるのだった。
一瞬のように思えた演奏が終わった頃。雨は止んでいた。
曲の終わりを勘違いして拍手が起こるハプニングもあったが、客が演奏に聴き入っていた証拠だ。
俺たちに疲れを癒すことは出来ない。
でもそれを忘れさせることだったら出来るかもしれない…
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非常に長い説明で申し訳ありません。まぁ雰囲気ものということで…
以前、コード進行を人から教えてもらう企画の中で出来上がった曲。
この曲はエイケム氏のコードを一部いじったりして作りました。
今回、1分コンテストにあわせてリメイクという形でしたが、音の強弱を含めほぼ全て見直しました。
ギター野郎のうざったい声とか、ガヤは全部俺です。はずかしー!
マイクの前で水をごくごく飲んだり、フォークを皿の上でカチャかチャ鳴らしたり。
最後もガヤが入っていますが、これ…フェードアウトじゃないですよね?
最後に聴いて頂いて有難うございます。
バーで電気ジャズを聴いている気分に浸ってもらえたらと思います。
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すごいですね!
本当にバーの中に居るような錯覚に陥りましたw 1分で説明文通りの音楽が再現されていますね。 |
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凄いの一言です。
ここまで作りこめるとは…。 1分で終わるのが勿体無いので1時間分くらい作って頂けませんかw |
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>zeakさん
そう言って頂けると非常にありがたいです。 口笛は不発が多いですが…笑。 あなたが今浸っているその空間は実は私の部屋です(えーっ) >荒屋佳紀さん ありがとうございます。 1時間どころかあと1分長くてもネタが続かなかったであろうと思われます笑。 コード進行が難しくてギターでソロを取ることが今の僕レベルでは不可能だったので… いつかロングバージョンも挑戦しようかと思います。 |
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カッコイイ!何回もループして聴いてます。
mixが凄く綺麗ですね~。特にギターとローズの音が最高です。 jazz系は聴くのは好きですが自分では全く出来ないので羨ましいです。 あとSEが凄い!かなりの数入ってますよねこれ。 はじめは実際にバーで取った素材かと思いました。笑 |
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聴かせて頂きました。
いや、これは凄い、ここまで文章通りとは。。 わざと違うコードを弾いてるとか、走りぎみのランニングベースとか SEとか全部考えられてて、しかもそれらを実現出来る力が凄いです。 曲自体もかっこいいですし、ほんとに脱帽です。 |
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>g+さん
コメント有難うございます。 ちょっとミックス中に突如ベース聴きたくない症候群になったりして、 そのへん手探りだったので、そう言っていただけるとうれしいです。 僕もtoeとかポストロックは聴くのですが、自分でやろうとしてもうまくいかないです…。 ガヤは…多分10本くらい録りました。たまにマイクの位置を変えたり、立ったり座ったりして。 深夜に「バー・俺の家」で騒ぐ客が増えるたびに嬉しくなって、一人で盛り上がっていました笑。 >Iru-braveさん コメント有難うございます。 ライブ風にすることにした段階で、ライブのような迫力ある演奏に聞こえるようにということで、 その演出としてギターのプラグイン音・サウンドチェック音を録ったり、ベースを突っ込ませたりした。 というわけで、文章は後付けですが、雰囲気を味わう手助けになればと思います。 ガヤはもう、自分で自分の作った曲に極力入り込んで録ったので、音に反応しただけだったりします。 プラグイン音→ギタリストがきたぜ、ヒュー! みたいな…あんまり語ると恥ずかしいですが笑。 でも何より曲を褒めていただいたのが嬉しいです。有難うございます! |
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おぉ、凄すぎる!
曲のレベルも発想もとても高いですね。 一瞬で曲に入り込んでしまいます! 勉強になりました。 |
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>栞さん
感想有難うございます。 そう言って頂けると夜中にニセ英語で一人盛り上がっていた作者としては嬉しいです。 作者としては段々直したい箇所も見つかってしまいましたが汗、 皆さんの感想から大いにモチベーションを頂き、今回参加してよかったなと思っています。 |
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やー。さすがAAAのエース!かっこよすぎる!
実物のエイケムがこれだけ鍵盤弾けるといいのだけど… しつこく言われてるように、もしかすると練習するかもしれんですorz |
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まずガヤを自分で作ろうとする所が素敵です!
こじんまりと、でも狭すぎず、穏やかさとノリの良さのバランスが丁度良い雰囲気で… このお店行ってみたいですねぇ〜。下戸ですがw SEの音質の方もしつこ過ぎず軽過ぎず、凄く好みな感じでした。 |
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>えいけむ氏
いつエースになったか知らないけれど、感想ありがとう! こんだけ弾けりゃきっと楽しいよね。ぜひぜひ練習してください。 雨のふりしきる都会の片隅にあるジャズバーで演奏しようじゃあないか。 >イオン - equal One さん コメントありがとうございます。 ガヤは、やってみると録るのがすごく楽しいので…ついやってしまいました。 酒で喉がやけた女の人もいたりすればよかったかなーと思ったりしています…笑。 2~30人くらい収容の木の壁のバーに10人そこらくらい人が入っている感じを想像して作りましたが、 どうでしょう、そんな感じに聞えましたでしょうか? 当店ではノンアルコールカクテルもご用意いたしますので、 お気軽にお越し下さいませ。 |
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rihitoです、遊びに来ました。
これは、ミュージーの方にアップされた曲のアレンジですよね。 拝聴した覚えがある気が致します…… とても大人チックな感じがします。 にしても、凄く臨場感溢れる楽曲に仕上がってますよね。 いったいどうすれば、これだけの楽曲が出来るのか想像がつきません(SE系は特に)。 流石、AAAのエースさんですっ! またご教授して頂けたりすると嬉しいですorz ……後、さりげなく説明文の人物が恐らく全員自分の知っている人ばかりで吹きましたw |
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>rihito氏
感想ありがとう~!ようこそBAR俺の部屋へ。 まさにしかりごもっとも。muzieでAAAのところに上げてた曲です。 えいけむ氏がコード考案ということで、合作という扱いで。 曲調は大人チックでも、作者はマジでガキです!背伸びしてるんです。 Hi-Liteの箱にマイルドセブンを入れて吸うような。煙草吸わないけどね! 臨場感を感じてくれたら嬉しいですね。でもその臨場感は 実際にはとっちらかった俺の部屋の…(もういい いつエースになったか覚えていませんが…あ。軟球は投げ込んでますけど。 俺の無駄なウンチクでよければいつでもまた話しますので! …登場人物は、恐らく想像のとおりです。バンド名はABC+Dです。 れい氏だけ事前に名前を出してよいと許可をもらいました笑。 |
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カカカカカカっコイイ!!!!!!映像が浮かんでくる!すごすぎです(:´д`)
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>クマさんさん
ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです。 10人の俺も草葉の陰で泣いて喜んでいます(ぇー |
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なんてお洒落な!
素敵な時間をありがとう^^ |
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>せのびさん
こちらこそ聴いていただき、コメントまでいただき有難うございます。 そう言っていただけると非常に嬉しいです。 |
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初めまして、いやーすごいですね。映画の1シーンを見ている、いや聴いている感じです。
たぶん、kobbyさんは具体的にどんな店で、どんな客がどの位置でどんな表情をしているのか 決めておられるのでしょうね。また良いものを聴かせて下さい。 |
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>ショーシー 無 さん
感想ありがとうございます。 自分がお世話になってた飲み屋さんがよくジャズ等かけてくれていたので、 その雰囲気を少しイメージしていました。 そこはお酒もゴハンもおいしくて実際はあくびする人はいませんでしたけど笑。 ギターが好きな人、エレピが好きな人が何故かその楽器の反対側に居たりして、 よく考えたらギター好きならギターの前に行くよねというのは実はあったりしますが笑、 ある程度はどんなこと考えてるかなーとか意識はしました。 ずっとしゃべってない人が段々指パッチンしだしたりとか。 |
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いい雰囲気です。こんないい店、よそには無いでしょう。
明日もあさっても寄ります。常連になりたいです。 なんとカッコいい曲でしょう。とても気に入りました。 |
2010 CreoFUGA, Inc.