#001「過去受賞者の現在」ゲスト:白岩 晃行

作成者: Thumb.t 7307 JuCuStage(全国学生作曲選手権大会 公式アカウント)

学生クリエイターの皆様こんにちは。

全国学生作曲選手権大会(JuCuStage) 運営代表 大渕です。

このページは、社会人と学生の間にある僅かな時間に生きる学生クリエイターが、
ある時期をきっかけに別世界の入口へと足を踏み入れた人に着目した記事を掲載。

〜〜〜Series01「過去受賞者の現在」〜〜〜
当団体が運営する「全国学生作曲選手権大会」
第一回の受賞に輝いた方々に焦点を当て取材を試みました。

受賞者の曲を作る素直な目的から、音楽との接し方
学生作曲選手権大会を通じて、今日の活動へどう影響したのか是非御覧ください。


初回は 白岩 晃行 さんです。
【受賞曲:Tempest (http://creofuga.net/songs/14229)
 /第一回大会(学生作曲家選手権2013) ”ボーカルの入っていない楽曲部門” 大賞】

(2013年12月取材)
ー受賞前の活動は?
「小学生の時からピアノをやったのが音楽を始めたきっかけで、中学からは吹奏楽を始めました。その頃にドラクエにハマりまして、そこでゲーム音楽と出会いました。聴いているうちに作りたくなってきて高校に入ってからはDTMで耳コピをしたり、作曲っぽいことを始めたのが最初でした。」
ー仲間内ではなくご自分ひとりで?
「そうですね。全くひとりで始めました。」
ーそれからは?
「コピーをしているうちに作りたくなってきて、16歳のときから本格的にオリジナルの作品をかくようになりました。その曲をネット上のサイトに投稿していて、はじめて1、2年で同人サークルのイベントに参加してました。それから大学までは全く音楽活動をしていなかったですね。」
ーそうなんですか。
「その代わり吹奏楽を教えていて、大学時代は神奈川県の高校の楽団で指揮者をやっていました。そして、去年の暮れに声優さんに編曲とマスタリングの仕事を頼まれてやりました。そこらへんからまた作る方を本格的に再開しましたね。そして2月に学生作曲家選手権というのがあってそれに応募して…。で、大賞をとれたって感じですね。」

ー曲を作られる目的とは?
「やっぱり自分の作る曲を通して、聴く人に元気になってもらいたいっていうのが自分の中ですごくあって。もちろん自分の表現したい曲を他人に聴いてもらいたいっていうのはあるんですけど、それ以上に自分と同じように悩んでいる人ってたくさんいると思うんですよ。それを音楽を通して『そっか。自分と同じように悩んでいる人もいるんだ。』っていうことを共感してもらえるようにですね。まあ一言で言うと自分のかいた曲を通して元気になってもらいたいっていうのが一番ですね。」
ー音楽を通して呼びかけていく。
「そうですね。その力になれればいいなって思います。」
ー感想を頂いたりとかは?
「ありますあります。メールや、直接コメント、メッセージをもらったり。そういうのを見て励みになりますね。」

ー受賞後の活動は?
「iTunes Storeで楽曲のアップロードを始めました。それは学生作曲家選手権で TUNECORE JAPANさんのタイアップがありまして、そのおかげですね。それまでは全く知りませんでした。」
ー他には?
「あとは企業さんから声をかけていただくようになりました。具体的には企業説明会で使うムービーなどの音楽を依頼されたりですね。知り合いの企業さんからもありました。」
ーそういった機会も増えて、商業用の依頼された曲を作ることも多くなりました。自分で作る曲と仕事で作る曲とどういう切り分けをされてるんですか?
「仕事の場合はできるだけ相手の意向にそうようにしています。もちろん自分のアイディアとか表現したいものはあるんですけど、相手の意向からは逸れないようにしてますね。その範囲内でできることであればやります。自分の曲は好き勝手かけるんで(笑)。あと大きな違いは作る手順です。お仕事でもらった曲は期限があって条件、縛りがありますよね。限られた時間の中で求められるものをどうやって作るのかを一番に考えます。最初に尺はどれくらいであるか。その次にどういうコンセプト、雰囲気が必要なのか。まずそこを先に設定します。それが終わったらメロディを考えて、曲の構成を考えて。まあこれは同時進行ですね。最後にアレンジ、編曲をやって。大体その手順でいってます。お仕事のときは引き出しの中からパズルを組み合わせて作っているみたいな感じなんで。」
ーはぁ〜(関心)。
「んで、それだけだとマンネリ化してしまうんで、普段から引き出しの中に新しいピースをドンドン増やしながらそのピースを組み合わせて作っている。自作のときはもうピースの素材から作っている感じ。やはり仕事のものは(自作のものと)似通ったものになることもありますよね。」
ー自作曲のときはその縛りなり期限っていうのは取っ払って。
「そうですね。もう好きなときに好きなものを並べてっただけなので(笑)いつになるかわからないし、2年も3年もほったらかしにして完成するものもありますね。」
ーちなみに去年応募した曲は作りかけだったんですか?
「いやあれは新しく作ってます。3日で作りました。まあ、マスタリングまで入れて4日ですけど。その3日間は集中してそれだけ作りましたね。作り方としては仕事で作る曲と同じやり方でです。」

ー受賞前と受賞後の曲に対する心境の変化は?
「自分の作りたいものを作っていこうという気持ちは変わってないですね。職業が作曲家になったとしてもそうでないとしても、どちらにせよ死ぬまで続けていきたいというのは変わりないので、音楽を続けていくという気持ちそのものには変化はないですね。ただ一番好きなものを仕事にできてやっていけたら最高だと思いますけどね。」
ーそうですか。
「あとやっぱり、第一線で活躍されてる作曲家の審査員の方々に叱咤激励を含め評価していただけたということについては、自分自身に対して音楽を続ける励みになりましたね。」

ー今後の活動目標は?
「まあお金を稼ぐということもそうなんですけど、でも自分の作った曲を通して幸せになってもらいたい、そういう曲を作っていきたいという風に考えてますね。仕事は欲しいです(笑)どんな小さなものでも引き受けていきたいですね。まだ分からないこともたくさんあるので、チャンスがあればできることは何でもやって、ゆくゆくはそれで生活をしていけるようになっていきたいと思いますね。」
ー商業と個人、どちらかと言われれば?
「個人ですね。自分の中でもまだ迷いながらやっているところはあるので、まだこうやってお話してても曖昧な部分がけっこうあります。そこを自分の中でクリアにしていくことが課題なんですね(笑)自分の中でまだ決めきれていないので。もしチャンスがあれば仕事としてやっていきたいと思いますし、それができなかったとしても個人として続けたいとは思いました。」

ー最後に今年応募される新人の方々へひとこと。
「僕から何かそういうコメントをするのは恐縮ですけど(笑)これだと思う一曲を仕上げるのが一番じゃないかなと思います。懇親の一作を。」

記事編集:中里

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