コーライティング・ワークショップ 開催レポート

2017/06/08 木

「コーライティング・ワークショップ」とは?

2017年5月13日と6月2日の2日間の日程で「コーライティングワークショップ」が開催されました。
本イベントはチームで作曲を行う「コーライティング」の手法を体験してもらうことを主な内容とし、一般から募集した作曲家、作詞家、歌い手等の音楽家を対象として実施。運営側でメンバーの組み合わせを決めたチームを結成し、デモ作品を1曲制作する内容が特徴の実践的なワークショップです。

「コーライティング・ワークショップ」とは?

今回の開催では、これまでの1日開催のイベント「コーライティングワークショップin真鶴」とは異なり、2日間の日程で開催いたしました。1日目にはコーライティングの心構えや進め方のレクチャーを受けるセミナーの後にチーム分けを行い、3週間かけて2日目のデモ発表に向けて制作を進めていく内容となりました。
開催期間は3週間にわたり、楽曲コンペ応募を想定した本格的なコーライティングイベントとなりました。

1日目のコーライティングセミナーからチーム分けまでの詳しい進行については過去2回真鶴で開催されたコーライティングワークショップin真鶴 のレポート記事をご参照ください。
本レポートでは、今回のイベントを写真を中心に振り返りをしていきます。

オーガナイザー:山口 哲一 氏
コーライティング・コーチ:伊藤 涼 氏
運営:クレオフーガ
オーガナイザー、コーチのプロフィールはこちら


チームでの音楽制作を支援する「Co-Writing Studio」

Co-Writing Studioは、クレオフーガがCo-Writing Farmと共同開発している次世代作曲家のためのコミュニケーションプラットフォームです。バンドやサークルで音楽制作を行う際に、ファイルの受け渡しや連絡のやり取りに不便を感じたことはありませんか?Co-Writing Studioでは、そのような不便さを解決するために、オンライン上で制作のやり取りや打ち合わせができるツールとして開発を進めています。

今回のイベントでは3週間にわたるコーライティングの際のツールとしてご利用いただきました。全18チームのスレッドが作成され、チームごとに楽曲に関する話し合いや音源ファイルの共有などでご利用いただきました。
また、自分の所属するチーム以外のコーライティングの様子も知ることが出来る仕様となっていました。


開催1日目の5月13日にはまずコーライティングの進め方や心構えをレクチャーするセミナーからスタート。その後にチームの組み合わせを発表し、各チームごとに対象アーティストや参考曲などの話し合いを行いました。

話し合い終了後に各チームがそれぞれ内容を全体に向けて発表し、1日目が終了。ここから全18チームの3週間のコーライティングがスタートしました。

1日目が終了し発表会を開催するまでの3週間は各チームによる制作期間となります。Co-Writing Studio上でのやり取りを中心に各チームで活発にコミュニケーションがとられていました。

チーム内で意見を出し合いながら1つの楽曲を作り上げていく過程の中で、徐々に楽曲が形作られていきます。

6月3日にはいよいよ発表会を開催。参加者が再び会場に集合し、各チームが制作した楽曲を順番に発表しながらコーチの伊藤涼氏、オーガナイザーの山口哲一氏よりコメントをいただきました。

参加チームへの熱いメッセージや、チームの3週間のコーライティングへの取り組みに対する講評をいただきました。また、参加者の皆さんからも今回のコーライティング体験についての感想をいただきました。

講師からの実践的なアドバイスと参加者コメント

以下、楽曲に対するアドバイスと参加者の感想コメントの一部をご紹介します。

  • 伊藤涼氏より
  • 「聴き手がもっと聴きやすいように音質をもっと重要視すべき。」
    「良い曲を作るだけではなく、アーティストに対する提案力が必要。」
    「全体的には良い雰囲気でも、サビが弱いともったいない。イントロからの期待感に応えるようなサビを作るべき。」
    「一度聴いただけで聴き手が覚えているような曲が良い曲。メロディーだけでなく歌詞もしっかり聞こえてくることが大切。」
   以上のコーライティング全般に共通する作曲に対するアドバイスのほかにも、
   チームごとにそれぞれ異なる具体的なアドバイスもいただきました。

  • 参加者コメント
  • 「自分の発信したアイディアが他の人によってブラッシュアップされていくことに感動した。」
    「いつも一人で作曲していたので楽しかった。」
    「チーム運が良かったのもあるかもしれないが、かなり成長できたように感じた。」
    「他のチームのコーライティングも見られて勉強になった。」
   コーライティングを初めて経験した参加者も多かったですが、楽しいと感じてくださった方が多かったのがとても印象的でした。

作品発表後は伊藤賞・山口賞の表彰

全18チームの作品発表後、優秀な作品を制作したチームに向けて、伊藤賞・山口賞の表彰が行われました。


  • 伊藤賞
  伊藤氏よりコメント「全体の世界観が見えているから良い作品ができたと思う。」
  受賞者よりコメント「雑談を含めていろいろな話をしながらイメージを共有して作れたのがよかった。」

  • 山口賞
  山口氏よりコメント「チームから温かい感じ、やって良かったなというイメージを感じた。楽しくやっている感じが曲を通して伝わってきてよかった。」

チームで行うコーライティングの楽しさと難しさ

今回のイベントでは制作期間として3週間を設定したこともあり、今までの1日限りのコーライティングイベントとはまた違った高いクオリティの作品が多く発表されましたし、緊張感のある雰囲気を参加者の皆さんから感じられました。

普段は1人で作曲を行っている方が多い中で、複数人でチームを編成しともに楽曲を作り上げる過程は、とても新鮮なものであると感じていただけた方も多いようで、コーライティングの可能性と面白さ、楽しさが伝わってきました。また、楽しさや新鮮さが生まれるのと同時に、一人で作曲している際には生じない問題や、遠隔でのコミュニケーションの難しさもあり、それらを上手く乗り越えて良いものをつくる過程もまたコーライティングの醍醐味なのかもしれません。

今回のイベントが、楽しさも難しさもあるコーライティングを体験することで、参加者の皆さんが、作曲に対する新しい発見をしたり、楽曲制作仲間との輪が広がっていくような機会になっていれば幸いです。

コーライティングに興味がある?是非体験してみよう

「コーライティングに興味はある。でもなかなか体験する機会がない。」という方が多いのではないでしょうか。今回のようなイベントでは、そういった方にとてもピッタリの機会かと思います。

全くの初対面の状態からスタートするので、最初は各チームはぎこちない様子ですが、時間を経るごとにどんどん結束して”チーム”になっていくのが傍から見ていても分かるくらいで非常に興味深いところです。

今後のイベントとしては、2017年6月24日(土)には日帰りキャンプが開催されます!(詳細はこちら
「コーライティングをしてみたい」「音楽制作仲間と出会いたい」など、ご興味をお持ちいただいた方は是非この機会にご参加ください。

このサイトで視聴するには
Adobe Flash Player 11.4以上が必要です。

オーディオファイルの読み込みに失敗しました。